プロフィール写真の撮影ストーリー

こんにちは。三重県鈴鹿市のデザイン事務所Cono-design(コノデザイン)の北川です。

少しずつ春の訪れを感じられるようになってきた今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

さて、先日3年ぶりにプロフィール写真をリニューアルしました。

独立した当初は顔出しすらしていなかった私ですが、今ではプロフィール写真の重要性に気づき堂々公開しています。

 

今回お願いしたのは、鈴鹿拠点にを活躍されているフォトグラファー・デザイナーの高井ジュンさん。

本記事では依頼を決めた経緯から撮影までのストーリーをご紹介したいと思います。

 

プロフィール写真のリニューアル理由

今や人は「何を買うか」より「誰から買うか」で選ぶ時代と言われています。

事業を営む人にとってプロフィール写真はブランディングする上で重要なアイテムです。

 

私も以前より写真スタジオでプロの方に撮っていただき、当ホームページをはじめ各種SNSアイコンで使っていました。

以前のプロフィール写真

その以前のものがこちらです。

 

これを撮影した時は「デザイン依頼が初めての方でも気軽に相談しやすい」といったイメージを狙ってカジュアルな雰囲気で撮っていただきました。

ライティングもやさしい光で設定し、女性らしさを表現。

服装も堅苦しくない私服で、ホームページのカラーに合わせたストールがワンポイントなればと考えていました。

 

これが功を奏したのかはわかりませんが、写真を公開してから少しずつお問い合わせいただくことが増えたように思います。

 

しかし、この3年の間に変化が起きます。

企業の副業解禁とともに独立当初はまだ数の少なかったフリーランスが増え、同時に女性で起業にチャレンジする方も多く目にするようになりました。

また、働き方改革で企業に勤めながら在宅でリモートワークする方もぐんと増えました。

 

そこで感じたのは「これでは差別化ができない」という危機感です。

私の以前のプロフィール写真では、「ママさん」「在宅ワーカー」というイメージを脱することができないのでは感じました。

 

また、事業を続けていく中で「自宅でデザインの仕事がしたい」程度の意識から、「もっと家計を支えたい」「自分のスキルを活かして地元企業・事業者様の役に立ちたい」というように目標のスケールが大きくなっていきました。

 

そこで、第二子を出産し本格復帰するこのタイミングで

「この人なら安心しておまかせできそう」そう思っていただける写真を目指して、心機一転新しくプロフィール写真を撮ろうと決意しました。

 

SNS通じて依頼

フォトグラファー高井ジュンさんを知ることができたのはTwitterです。

 

Twitterはお客様に向けてというよりも同じクリエイターの方々との交流・情報共有を目的として使っていました。

そこで、高井さんは「アスリートを撮る旅」と題して、全国各地でとらえたアスリートの表情を発信されていました。

なんというか、ごまかさずにバシっと写された人や物の画に惹かれたのです。

 

女性の被写体を女性フォトグラファーさんが撮るとなると輪郭がやさしい印象の写真に仕上がることが多くなります。(男女分けて考えるのは苦手なのですが、感覚値として多い印象です)

今回のプロフィール写真では先の通り差別化をはかりたかったので、日々アスリートを撮っていらっしゃる男性フォトグラファーさんにお願いすると自分のイメージをこえた写真になるのではと考えました。

おもいきってメッセージをお送りしたところ、二つ返事で快諾してくださりすぐに撮影が決まりました。

 

またここがSNSの良いところだとも感じました。

住所…氏名…職業…などフォームに入力して長々と説明しなくても、発信内容をみればある程度どんな人かを知ることができます。

撮影日程もポンポンと短いメッセージのやりとりで決まっていきました。

この間一度もお電話はしておりません。

 

日頃からSNSなどで発信活動をしていると新しい出会いがあり、また後のコミュニケーションコストも抑えることができていいことづくしです。

 

撮影前のイメージ共有

希望のイメージによって撮影場所や時間帯、自分の服装や化粧、またフォトグラファーさんが用意される機材が変わってきます。

事前にしっかりイメージを持っておくこと、そしてそれをフォトグラファーさんにお伝えしておくことが大切です。

 

また、通常フォトグラファーさんに出張撮影をお願いする場合は所要時間が限られています。

こちら側でできる準備をしておくことで、当日は時間的にもスムーズに進めていただきやすくなります。

 

今回私は日頃作業をしている家の中ではなく、打ち合わせなど外へ出向いているイメージを出したかったので、撮影ロケーションを探して下見に行きました。

そこで試しに撮影した写真をもとに簡単な資料を作り、高井さんにお送りさせていただきました。

 

もちろん必ず下見や資料を作らなければならないということではなく、簡単な文や参考画像、手描きイラストなど何かイメージ伝わる方法であればなんでもかまわないかと思います。

プロフィール写真に限らず、依頼する側と受ける側でお互いにイメージをすり合わせておくことが良い結果につながります。

 

撮影当日の状況に合わせた臨機応変さ

当日、初対面ということで撮影前に少しお茶をさせていただくことになりました。

 

そこで直接撮りたいイメージについて丁寧に聞いてくださり、また同じ業界で働いている者同士ということでお仕事の話で盛り上がりました。

最初はかなり緊張していたのですが、話をしていくうちに少しずつ緊張をほぐすことができました。

 

そして、いよいよ撮影開始。

 

太陽の位置と影の出方を確認して、テキパキと照明機材を設置される高井さん。

ところがこの日、照明・三脚が倒れそうなほどの強風でした。

せっかくセットした髪もすべて吹っ飛んでしまいます。

 

屋外での撮影は、雨かどうかの天候ばかりを気にしていましたが風の強さも重要なポイントなんですね…。

 

事前にお送りしたイメージの通りに何枚か撮っていただいたのですが、なかなかうまくいきません。

すると「じゃぁ、歩いている感じにしましょう」と髪がなびいていても不自然ではないカットを提案していただきました。

歩いている様子の写真

キャリアウーマン!って感じがしますよね。

 

それでもやっぱりカチッとした写真がほしいな…でも強風が…と考えていると

「じゃぁ、場所を移動しましょう」と高井さん。

判断の早さもさすがだと感じました。

 

さくさくと屋内に場所を移し、気を取り直して撮影再開。

(風がないだけでこんなに撮影しやすいとは)

 

表情が固まってしまわないよう声をかけていただきながら、いろんなシチュエーションで撮っていただきました。

いろんなバリエーションの写真

一箇所でこのバリエーションはすごいですよね。

 

おそらく私はこだわりが強い方だと思うのですが、「ここがちょっと…」とその場でいろいろ希望すると、それをすぐに反映してくださいました。

 

私も通常業務で何度かお客様の撮影に立ち会ったことがあるのですが、いくら事前準備をしていても現場では予期せぬことが起きたりします。

備品が足りなかったり、スケジュールが押したり、雨が降ってきたり…

その時の臨機応変さこそ、これまで培ってこられたフォトグラファーさんの経験値なのだと実感しました。

 

一通り撮影が終わった後にも

「他に撮りたいイメージはないですか?」と、とても丁寧に聞いていただきました。

 

フォトグラファーさんと記念写真

そして最後のリクエストの1枚。高井さんとの記念写真です。

ワイワイと楽しい撮影となりました。

 

プロフィール写真は統一して1枚を

いろんなシチュエーションで撮っていただいたので、SNSやパンフレト、ホームページなど各媒体ごとに何種類かを使いたくなってしまいます。

 

ところが、人には「ザイオンズ効果」と呼ばれる心理効果があります。

同じ人や物に接する回数が増えるほど、好印象を抱くというものです。

 

プロフィール写真を変えてしまうと、そこに同じ人が写っていたとしても色や構図の違いで「違うもの」として認識してしまう恐れがあります。

せっかくSNSやブログで発信していくのであれば、とっておき1枚を共通して使っていくことをおすすめします。

 

私も迷いに迷って自分では客観的に見れないと思い、最後は周りの何人かに意見を求め決めました。

2020年の新プロフィール写真

それがこちらです。

インパクトよりも写真1枚から感じとれる情報量が多い方を優先しました。

 

普段はデスクワークが多いのですが、この写真にあやかってこれからはどんどん外へ向かっていけるよう努めていきたいと思います。

 

さいごに

以上、いかがだったでしょうか?

 

限られた条件の中でも最大限活かしてくださった高井さんには感謝しかありません。

自分でもお気に入りのプロフィール写真に仕上がって大満足です^^

 

私がお願いしたプロフィール写真の撮影プランは3万円〜になります。

プロフィール写真をはじめ、写真を使ったアプローチをしたい方

ぜひ相談されてみてはいかがでしょうか。

 

スポーツ、モータースポーツ、自動車関係など「かっこいい」デザイン、プロモーションも得意とされています。

また、2020年現在、三重を代表するスポーツチーム「ヴィアティン三重」「三重バイオレットアイリス」のオフィシャルフォトグラファーもつとめられ、アスリートの活躍を影から支えている方です。

遠征などで全国飛び回っていらっしゃるので、三重以外の方も気になる方はお声かけしてみては!

 

マークスリーデザイン

高井ジュンさん

 

最後になりますが、もちろん当方へのご相談もお待ちしております。

  • ・プロフィール写真
  • ・店舗写真
  • ・商品、サービス写真

SNS、ホームページ、パンフレットなどに使用するこれらの写真は、お客様の決め手となる重要な要素です。

 

ターゲット層に合わせて撮影コーディネートからデザインまで総合的にご提案させていただきますので、一度お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

ただいま、2020年5月以降の制作枠についてご予約受付中です。

 

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